「フリーワーカー仕事息抜き術(2)」 <第2回>「買ってはいけない!」 |
||||||||
|
||||||||
在宅勤務なのだから、服はそんなにいらないだろう……という人(→おもに夫)は、ぜっんぜんわかっていない。一日中家にこもって仕事をするからこそ、服が欲しくなるのだ。毎日会社に出勤していたときには考えられないほど、フリーになってからの私はおしゃれのことを考えるようになっている。 そのためか、いつもいつも「着るものがない!」と飢餓状態。本屋ではファッション雑誌数誌を立読みで熟読し、送られてくる「クレア」と「ヴォーグ」で化粧品や小物をチェックする。そして、たまに仕事で外に出かけたとき、空き時間を見計らってデパートに駆け込む。本当は代官山か青山にいって、お店を一軒ずつまわりながら買いたい。だが、それには時間がない。ついでにお金もない。だからデパートのバーゲンなのだ。 そんなに好きなわりには、おしゃれにもファッショナブルにも見えないのが私の哀しいところなのだけれど、それは、ま、しかたない。着こなすだけの容姿と、かけられるお金と、ついでにセンスも足りないことは自分でも重々承知。それでも、服やおしゃれのものを買うのは楽しい。フリーワーカーにとしての最大の息抜きは、おしゃれ関係のショッピングだなあ、と帰り道に大きな紙袋を抱えて幸せな気持ちになる。
女優やタレントが、よく私物公開というのをやっているのを真似て(→よく言うよな、よくやるよな、と自分でも感心する)、この秋向けに買ったものを見せてしまう。
フリーワーカーは収入が不安定だし、働かざるもの食うべからず、の原則が貫かれている世界で、とにかく馬車馬のごとく働きつづけなくてはならない。だから、つねに時間がなく、仕事に追われてしまう。でも、だからこそ、こういう「無駄な消費」で息抜きをするのは大事なんだと思う。……ま、こういっても、服や小物を買うのがやめられないただの言い訳にとられるんでしょうけれどね。 |
||||||||
Pink Champagne <1> <2> | ||||||||
|