ワールドカップへの道

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＜第2回＞「極私的注目選手ｐａｒｔ１」

フェルディナン・コリー（セネガル）

　開幕しちゃいましたよぉ！
　フランス負けちゃいましたよぉ！
　っていうか、セネガル勝っちゃいましたよぉ！
　というほうが正しいですね。

セネガル……去年、日本と対戦したときに私は目をつけていた選手がいました。その名はフェルディナン・コリー！　右ＤＦをやっています。髪型がスゴイんです。よく言えばドレッド、はっきり言っちゃえば靴紐をたらしたみたいです。いまはフランスのランスというチームでプレーしています。10月の日本戦ですっかり彼が気に入った私は、スカパーでわざわざランスの試合を録画して見ちゃいました。

　コリーくん、渋いんですね。守りの姿勢がなんとも渋い！　ミスが少なく、攻撃につなげていける守備をする。危険察知能力が高い。しつこくしぶとい。今日もフランスのビルトールをきっちり押えてました。俊足ＦＷディウフばかりが注目されるセネガルですが、今日の試合を見ていても、ＤＦとＭＦの強さは特筆すべきだと思います。ちなみに日本は10月には０対２であっさり負けています。

顔と髪型が観たい人は以下のＵＲＬに。
http://www2.asahi.com/2002wcup/country/sen/sen.html

ロケ・サンタ・クルス（パラグアイ）

　強いです！　速いです！　かっこいいです！

　　甘いマスクといったら、娘たちに「なんて古くさいホメ方だ！」とバカにされました。悪かったわね、古くさくて。でもそういうホメ方がぴったりな古典的美形。私はたしかトヨタ・カップで観ているはずなんですが、記憶にありません。すんません。でも先日のジュビロ磐田との親善試合で目を奪われました。いえ、そのときのプレーはいまいちだったのですが、なんてったって顔が……（ぽっ）

　もう一人、ロベルト・アクニャっていう中盤の選手がいて、彼もなかなかいい顔をしています。プレーは……ごついです。守りも攻めも渋いです。彼はポーズがいいんですね。ボールを持ったときの立ちポーズとか蹴りのポーズとか、私は偶然に彼が所属するサラゴサの試合を観て、お！　と思いました。

　パラグアイは名物ＧＫのチラベルトがいます。でも私にはなんてったってロケ・サンタ・クルスです。ぜひ決勝Ｔまで勝ち残り、ロケには得点王を狙ってもらいたい。パラグアイのいるグループＢには強豪スペインがいて、1位抜けはむずかしそうだけれど、万が一番狂わせで1位抜けしてくれると私は韓国であらためてナマ・ロケを観ることができるのです。ああ、ロケ・サンタ・クルス。待っているわ。

ロケ・サンタ・クルスの美貌とアクニャの姿勢のよさを観たい人はこちら↓ http://www2.asahi.com/2002wcup/country/pry/pry.html

タリボ・ウェスト（ナイジェリア）

　　ひと目見たら忘れられません。何がって、その髪型が！

　先日平塚で行なわれた横浜Ｆマリノスとの親善調整試合で、タリボくんったらついにお茶目な２コブちょんまげにしてきました。しかも色がグリーン！　まあ、チームカラーじゃないの！

　タリボくん、この試合ではいいとこなしで途中交替でした。こういうのを「ヘア倒れ」というのでしょうか？　目立ちたい一心で変わった髪形にする選手は多いのですが、それが悪目立ちになってしまう例は枚挙にいとまがありません。私はナイジェリアが好きなので、ぜひタリボくんにはいい意味で（つまりプレーで）目立ってもらって、死のＦ組を勝ち抜いて欲しいです。

　ちなみにナイジェリアでスター選手はオコチャとカヌーです。オコチャは名前が「アウグスティン・ジェイジェイ・オコチャ」というのです。名前で目立っていますが、プレーもすばらしい！　カヌーは197センチと身長で目立っていますが、同じくすばらしいストライカーです。私は彼とピレスのプレー見たさにアーセナルの試合を観るんですから。そしたら先日の試合では、オグベジェという17歳のストライカーが大活躍でした。17歳！　ナイジェリア、あなどれません。残念ながらウェストくんの写真がないのです。
他のナイジェリア選手は以下で↓。
http://www2.asahi.com/2002wcup/country/nga/nga.html

セルジオ・コンセイソン（ポルトガル）

　はじめて彼を見た試合（たしかＵＥＦＡ杯だったと思う）で、右サイドを目にもとまらぬ（大げさ）スピードで転がるように疾走し、ラインぎりぎりでいきなり切り替えして絶妙なクロスをあげるおじさんがいました。サッカー選手らしからぬ風貌です。濃いヒゲはポルトガルの男性たちの特徴らしいからさておくとして、ごろりとした体型にやや短めの脚、後ろになでつけたふつうの髪型という、本当にそのへんにいそうなおじさんなのです。

http://www2.asahi.com/2002wcup/country/prt/prt.html
（↑参照のこと）

　それがいったんボールを持つと、もしくは点が取れそうだと見ると、まあ速い速い速い。サイドラインを疾走する選手が好き、という私の好みにぴったり。というか、私は彼によってサイド攻撃の醍醐味を知ったのです。どうしても右サイドのフィーゴか、もしくは真ん中に陣取るルイ・コスタからの攻撃の組み立てが多くなるポルトガルですが、この2人が不調のいま、セルジオ・コンセイソンにかかる期待は否応なく高まります。願わくは彼の持ち味の突破力をパウレタかヌーノ・ゴメスが点に結びつけてくれますように！

　最後に余談ですが、ＦＷヌーノ・ゴメスはエロっぽいです。最初観たときにのけぞりました。真ん中分けの長髪。彼が昨年フィオレンティーナに移籍してきたとき「フィレンツェの女性たちはみんなヌーノ・ゴメスに首ったけ（→死語か？）」と言われました。それくらい色気むんむん。でも恐ろしく強いです。ちなみにヌーノ・ゴメスというのはあだ名で本名は別にあるそうです。なんていうのか忘れた。

ディエゴ・シメオネ（アルゼンチン）

　今大会「コワイ顔3傑」の一人に挙げられています。いや、私が勝手に挙げているだけだけれど。ちなみにほかの2人はドイツＧＫのオリバー・カーンとフランスのＤＦデサイーです。開幕戦のデサイーはコワクなかったですね。やっぱりコワイ顔の人が一人いるかいないかで、チームの強さは格段にちがいます。

　アルゼンチンの中盤を仕切るシメオネは32歳。よくいぶし銀のようなプレーと言われていますが、それは単に顔が渋すぎるからで、プレーはどちらかといえば鋼（はがね）の強さと鋭さです。現在イタリアのラツィオでプレーする彼は、所属チームにあっても同国の強力ストライカー、クレスポとクラウディオ・ロペスに絶好のパス、クロスを送って得点を稼がせています。顔が渋い（しつこいか？）ので、つい冷静沈着の人と見られがちですが、がんがん怒るし、もしかするとわりにキレやすい人なのかな、と思うこともしばし。98年大会でイングランドとあたったとき、ベッカムのプレーに文句をつけにいったシメオネのガミガミと怒っているらしき顔が印象的でした。その後ろで「当然だよ、そうそう」と頷いているバティストゥータの顔もおかしかったが。
http://members.tripod.co.jp/atsusea/
シメオネさまのご尊顔は↑で。この写真じゃあまりコワクありませんね。

　いい男ぞろい（シメオネとＧＫのブルゴスをのぞく）のアルゼンチンの中でも、際だってジャニーズ系なのがパブロ・アイマールです（ハート）。170センチ62キロという体重からしてカワイイ！　まだ23歳で、とってもキュートな顔立ちです。でもダマされちゃいけません。カワイイ顔してプレーはエゲツナイという典型の選手です。エゲツナイことやってもカワイイ、という点で、もしかするとシメオネと並ぶコワサなのかもしれません。

http://www.number.ne.jp/euro/from_number/2001.05.09/ http://wc2002.sports.yahoo.co.jp/worldcup/column/players/aimar.html
アイマールについては↑に詳しいです。

ということで、まだまだ続く選手紹介。