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<第2回>「エジプトはおかしい」
 
 エジプトはいろいろとおもしろいもの、おかしいものがあったのですが、その中から厳選 (?)したものを画像でお届けします。
まずはエジプト考古学博物館。カイロにある観光の目玉で、たしかにその所蔵品は数も内 容もすばらしい! しかし、大英博物館のエジプト室と比べると、どうも所蔵品の整理整 頓と、展示方法がいまいちという気がします。説明にしても、もう少し親切に、せめて内 容と年代くらいは書いてくれてもいいじゃないか、と思うのですが、それもないもののほ うが多い。
これはお墓から出土された副葬品の一つで、船とそれに乗る人形です。ナイルを中心に生 活していた古代エジプト人は、来世でもきっと船が必要になると考えて、死んだ人たちが 困らないように入れておいたそうです。漁をする人たちがかなり精巧にリアルに作られて います。
 
 考古学博物館入り口近くにあった大きな石に、小人が彫刻されていました。そのあまりに なまなましい姿に思わずうなってしまった。神の使いと考えられていたそうです。
 
  ヘビ使いです。コムオンボの神殿に行く途中の道で、おじいさんが籠の中からいきなりヘ ビをつかみだして、観光客に見せていました。私は怖くて遠巻きにしていましたが、かな り近づいても平気みたいです。怖いのは、ヘビよりも、おじいさんのバクシーシ(喜捨) のしつこいおねだりだったりするのですが。
 
 道端で売られていたエジプトの楽器。シンプルな弦楽器と打楽器で、リズムのよいにぎや かなダンス・ミュージック(とくにベリーダンスのバックミュージック)から、ものうげ な演歌まで、幅広いレパートリーが演奏できます。
 
 ベリーダンスといえば、エジプトで美人とされるおねえさんたちはかなりけばいで す。そして肉付きもいい。私が手に持っている雑誌は「カイロで一番人気のある女性雑誌をください」といったら、売店のおにいさんが疑いなく出してきてくれたもの。 表紙は人気女優だそうですが、なかなかのものです。でもそれ以上に後ろに横向いて 座っているおねえさんに注目。美人です。シャネルの腕輪がすごい!
 
 エジプト料理に使われるらしき瓢箪。どうやって食べるんだかよくわかりませんが、大き かった。
 
 ルクソール、ナイル川向こうの王家の谷に沈む夕日です。映らなかったんだけれど、小さ な船をあやつって、ここで漁をしている親子がいました。何が獲れるのだろう?
 
 ナイル川の「足」である帆船、ファルーカの船長。お年寄りだが、操縦がうまいとか。た しかに器用に船をあやつっていました。頭に巻いた布と民族衣装であるガラベーヤに注目。 暑い熱いエジプトの夏には、非常に合理的な服装です。
 
 古代エジプト人はお守りにする「護符」を非常に愛好していたとか。土産物屋でも、護符 が一番人気です。とくにスカラベ。太陽光線にあたると色が変わるので、神秘的な力を持 っている神の使いだと考えられていたとか。しかし……こんなに並べられるとごきぶりみ たいでちょっと気持ち悪い。
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